Category Archive : 困った上司との付き合い方

薦田典佳 | 上司の責任逃れをどう防ぐ?

最も部下として困った上司というのは「責任」を取らない上司です。それだけならまだしも、その責任全てを部下に擦り付けるような上司もいます。

このような上司の下で働くというのは常に気を張らなくてはいけません。自衛なくしては貴方のキャリアに大きな傷が付くからです。

なんでもかんでも責任を押し付けてくる上司とはどのように対峙すればよいでしょうか。

直接的な被害になりやすいのがこのタイプの上司。一つの判断ミスが今後の貴方の社会生活に大きな影響を与える場合もあります。

責任を取らない上司、責任を押し付けてくる上司の回避方法をご紹介いたします。
責任を擦り付ける上司の回避方法

責任を押し付ける上司とはまず、上司と自分だけの二者間のみののコミュニケーションを取らないことが基本方針です。

密室での言った言わない論争に発展した時、上司と部下という立場であれば周りはどうしても上司の言い分を鵜呑みにします。

そのため、言った言わない論争に持ち込ませないことが重要に。

だからこそ、責任逃れをする上司とのコミュニケーションでは常に第三者ツールを使用しましょう。

おすすめの自衛方法

ICレコーダーで上司との会話を録音する

メールで指示についてエスカレーションを残しておく

メモを取って日付と日時を残しておく
やりすぎと思われるかもしれませんが、この手の責任逃れをするタイプの上司はどんなにありえない口上を使ってでもすべての責任を部下に擦り付けたがります。

だからこそこのような「証拠作り」は、トラブル回避のためにはとても有効。

口頭でのやり取りにとどめておくことが最も危険です。

必ず証拠を残すようにしていきましょう。

責任を取らない上司とは口頭での指示、やり取りを絶対しないことが貴方自身がトラブルに巻き込まれないための最大の防衛です。

また、証拠を残していることを上司に気づかせることも防衛方法の一つ。

しっかり証拠を残している部下に対して、「こいつは面倒そうだ」「ごねて逃げられそうにない」という、危機感を相手に覚えさせることで、責任をすべてなすりつけようという行動を回避することも可能です。

薦田典佳 | 決断してくれない困った上司との付き合い方

世の中にはなんでも自分で決めたがる上司とは真逆の、責任を負うことを恐れて決定権を放棄する上司というのも存在します。

例えば指示を伺いたいのに「自分で決めろ」「そっちで考えて」というように、丸なげしてくるような存在。

この場合、上司のタイプを分類するとさらに2パターンに分かれます。

  1. 自分で考えることで部下の成長を促しているというタイプの上司
  2. 自分で何も決めることができない優柔不断、責任を負いたくないというタイプ

前者の場合は、良い上司です。

ですが、後者の場合はとても困った上司です。

相手の言うことを聞いて、自分で判断をして付き進んでしまった場合、万が一のミスがあったときはもちろん庇ってもらえません。

保身ばかり考える困った上司とは、どのように付き合えば良いのでしょうか?

上司が決められる簡単な質問にまで絞り込む

決断ができない上司の場合、自分で決められない以前に、答えを持っていないという理由があります。

例えば畑違いの部署から、上司という立場にアサインされた上司の場合、判断を求めても難しいのは理解できるのではないでしょうか。

部下のほうが現場のことを理解していて、上司には全く判断材料がない場合もあるのです。

このような場合、判断材料がないからこそ、上司が決断をできないシチュエーションも多々あります。

この手の上司と上手に付き合う場合は、相手に選択肢を選ばせるという方法が有効と言えます。

Aという案とBという案両方を用意し「どちらがよろしいでしょうか?」と相手に判断させるのです。

こうすることで、上司は用意された選択肢の中から選ぶだけなので選びやすく、また自分で決断をしたという自尊心もくすぐられます。

ですが、まれに部下が用意した提案に文句を付ける上司もいます。

これは、出された提案に文句を付けることで「仕事をしている」と勘違いしているタイプ。

こういうダメだし好きの上司には、あらかじめ八割程度の提案をもっていくことで対応しましょう。

ダメ出しを受けたあとに、本来提出する予定だった完全版をあたかも「貴方の指示で再考しました」というていで持っていけば良いのです。

困った上司を上手く躱す方法を是非試してみてください。

薦田典佳 | 細すぎるタイプの上司とどう付き合うか

細かな業務内容まで、監視をしたいというタイプのマイクロマネジメント上司。

重箱の隅をつつきすぎる細かなやりにくい上司。

このタイプと仕事をすると、一挙一足を監視されているような気がして窮屈に感じます。

また自分が信頼されていないように思えてモチベーションが落ちるという方も多いはず。

細かなところばかり指摘されて、話が一行に進まない苛立ちも感じてしまいます。

細すぎるマイクロマネジメント上司とは、どのように付き合えば良いのでしょうか?

細かすぎる上司をマネジメントするには

企画全体の相談をしたいのに、どうしようもない重箱の隅をつつくことで「仕事をしている気分」になる細かなタイプの上司。

または、ゴールまでの手順をすべて自分で指示を出したがるマイクロマネジメント上司。

この手のタイプの上司は、精神学的には「強迫性障害」などの傾向が強く、細部にこだわるあまり全体が見えていない人なのです。

部下の立場からすれば、あれこれ細かいところばかりつつかれて、話が一方的に進まないというのは困りものです。

細すぎる上司に多いのは、いわゆる「勉強ができる」けれど、決断力に欠けているのが問題の本質。

高学歴で、勉強ができる秀才タイプなのに全体が見通せないという上司とどう付き合えば、スムーズに仕事ができるようになるのでしょうか。

こういう細すぎる上司を持ったときにおすすめな対応方法が以下のとおり。

  • 客観的なデータを用意する
  • 数字で説明をする

この2点です。感情や気持ちや、慣習などではなく、具体的な数字データや客観的な資料を用意することで相手は安心感を抱きます。

さらに、その上でデータをみせながら「貴方はどう思いますか?」と相手にヒアリングすることで、「仕事ができると思われたい」「頼られたい」という相手の自尊心もみたせるのです。

このタイプの上司には、データを集めて用意してみせ、その中から最終的なゴールを上司に決定させるというスタンスが向いています。

薦田典佳 | 上司をマネジメントする、賢いイエスマンになる

イエスマンと言われると、ただ上司の機嫌を伺い、上司の言うことにハイと答えるだけの無能な太鼓持ちだと感じると思います。

ですが、上司をマネジメントしている部下の多くは一見、ただのイエスマンのようにしか上司の立場からは見えません。

つまり上司の視点からでは自分の言うことをハイと聞いてくれる可愛い部下でありながら、実際はしっかり上司をコントロールしているのです。

このようなイエスマンはただのイエスマンではありません。上司をしっかりマネジメントするための、仮面をつけているだけにしか過ぎないのです。

皆さんもぜひこの賢いイエスマンの立ち振る舞いを学んでみてください。

上司の承認欲求だけを満たす賢い立ち振る舞い

普通のイエスマンと賢いイエスマンの違いをまずは説明します。

普通のイエスマン

  • 上司の言うことをすべて守る
  • 上司が馬鹿な指示を出しても「素晴らしい」と賛辞してそのとおりにする
  • 上司の言うことが白を黒だといっても「そのとおり」と賛辞して、白を黒に塗り替える

このように上司が言うことをバカ正直に受け入れて、そのとおり行動するのが普通のイエスマンです。

上司と同じように会社にとって害悪な存在となってしまいます。

一方で賢いイエスマンは違います

 

賢いイエスマン

  • 上司の指示ではなく、その裏にある「承認欲求」を満たす
  • 上司の「認められたい・尊敬された」感情を満たす

そうなのです、賢いイエスマンは上司のむちゃぶりや馬鹿げた指示の裏にある感情を汲み取っています。

「上司として尊敬されたい」「上司として尊重されたい」「上司として部下から頼られたい」というような承認欲求を満たすことだけするのです。

多くの上司が部下に対して偉そうにしたり、馬鹿げた指示をするときは、その指示の裏には「俺を尊重しろ」という承認欲求が潜んでいます。

つまり実際の指示通りのことをしなくても、この上司の肥大した承認欲求を先に満たす振る舞いをしてさえおけば、上司は気持ちよくなり、仕事に対してうるさいことは言わなくなるのです。

賢いイエスマンは、一見して上司を持ち上げているご機嫌伺いに見えます。

ですがその実、上司の馬鹿げた指示や馬鹿げた提案通りにバカ正直に上司の指示を守っているわけではありません。

上司の承認欲求だけを満たしてあげ、馬鹿げた指示は上手にいなしているのです。

貴方の身の回りに居る、困ったダメ上司。彼らが何故こんな馬鹿げた指示をするのか、その裏の感情についての視点を持つことで、貴方はもっと仕事がしやすい環境を手にい入れることができるようになるのです。

薦田典佳 | なんでも自分で決めたがる上司のいなし方

上司をマネジメントするためには、まず上司の傾向と対策を練る必要があります。

今回は「なんでも自分を通したがる上司」「マイクロマネジメントをしたがる上司」「自分で決定しないと気が済まない」というタイプの傾向と対策についてお話します。

なんでも自分で決めたがるタイプの上司との付き合い方

なんでも自分で決めたがる上司は、些細な事でも首をつっこんできます。それこそ箸の上げ下げレベルのことまで命令したがり、部下の立場としては嫌なタイプの上司といえます。

このタイプの上司の下にいると、部下としては「少しは自分にまかせてもらいたい」「信頼して仕事の権限を移してほしい」という感情が出てきます。

ですがこのタイプの上司に対して「自分に仕事を任せてほしい」と直接文句をいっても意味はありません。

この手の上司と上手に付き合うためには、それこそ上司に何もかも決めさせてしまえばいいのです。

ただし、しっかりと上司をマネジメントしてコントロールする方法でです。

決めたがり上司を上手にマネジメントするには

たとえば貴方はA案が良いと思っているとき、「私はA案で進めたいです」と上司に談判するのは、良い出方ではありません。

なぜなら上司は自分で決定したいという性質があるため、自分で判断しているという「仕事をしているふり」をしたがります。だから、貴方の判断とはあえて反対するような真逆のB案を選部上司も多いのです。

上司に反発心を抱かせるような立ち振る舞いは、上手な上司のマネジメントではありません。

この手のダメ上司を上手にマネジメントするときは、複数の案を用意して上司に決めさせてしまうのです。

「Aという案と、Bという案があるのですが決めかねておりまして。部長のご意見もお聞かせいただけませんでしょうか?私はA案のほうがコストと費用対効果の面からみても良いと思いますがいかがでしょうか」

このように「お伺い」というような体制をとれば、実際上司が「A案を自分で決断を下して決めた」と思っていたとしても、貴方がコントロールしていることになります。貴方にとってより良い方向性に向くように上司に対して下手に出て誘導していくのです。

これはとても面倒に思えるかもしれません。

ですが、相手の承認欲求、認められたい、頼られたいという思いを先回りして満たしておくことで、ダメ上司が後々でうるさいことを言わずに口を封じることができるのです。

なんでも自分が噛んでおきたい、首を突っ込んでおきたいというタイプの上司は、自分が知らないところで話が進んでいることを嫌います。

だからこそあえて上司に決断をさせることで、相手の承認欲求を満たしておくことで、この手の面倒な上司を回避することができるようになります。

薦田典佳 | 上司を自分がマネジメントするという視点を持つ

あの人は言うことがコロコロ変わるとか、あの上司は決断ができない。

そのような事に対して、いちいちイライラしたり、怒りの感情を覚えるのはすべて貴方自身が上司に対して期待をしているからにすぎません。

  • 上司なんだから指示はビシッと一貫して言って欲しい。
  • 上司なんだから決断はしっかりして欲しい。

このように感じるのは相手に対する期待が原因です。

ですが、よく考えてみてください。上司に対して貴方が持つ感情は全て相手を理想化していることが原因です。

その理想を捨て、上司に対する過度な期待をなくしたあとは、相手が指示を出さない、相手がすべての仕事を見通して一貫した指示を出せるということが無理な話だと気がつくはずです。

上司は例外なくマネジメント素人、期待するだけ無駄

仕事をする上で、全てを見通して、多くのトラブルが起きることを想定し、一貫して筋の通った指示を出すというのは、非常にプロフェッショナルなことです。

そんなこと、貴方でさえもできないのではないでしょうか。

だからこそ、上司の指示がコロコロ変わる、言う事が二点三点するというのも上司の立場の視点を持てば、そうせざるを得ない事が理解できます。

また、あなた以上に貴方がやっている仕事を上司が理解する事はありません。

どんなに貴方から仕事の報告を受けていたとしても、上司自身がその仕事に対して本気で頭に情報を叩き込んでいるかというとそうではないからです。

だから決断をする材料などもなく、判断ができないという場合もあるのです。

上司を自分がマネジメントする事で環境を変えていく

それでは、上司が指示をコロコロ変える、決断できないというシチュエーションを甘んじて受け入れろというかとそういう話ではありません。

貴方自身が上司をより良い方向、自分が仕事しやすい方向にマネジメントをするという考えをもってみてはどうでしょうか?

貴方が上司をマネジメントするのです。

上司に対して愚痴を言ったり、上司の悪口を言っているだけでは今の貴方の仕事のしにくさは変わっていきません。

まずは上司の暴走を食い止め、貴方が仕事しやすい環境を整えるための、上司のマネジメントを学んでいきましょう!

薦田典佳 | 自分が正しいと思い込む上司の対応法

部下から見て困った上司というのは、自分の過去の経験を振りかざして自分が絶対正しいと思い込むタイプです。

例えば昭和と怜和の今では時代が違います。

歴史の教科書で当たり前に上司が学んできたことと、今の歴史の教科書に書かれている内容は全く違います。

それなのに自分の過去の経験則や学んできた「当たり前」が今の時代に則していないことを受け入れることのできない「頑固馬鹿」な上司が世の中にはいるのです。

このように人の話を聞かないタイプの上司とぶつかったとき、どのような立ち振る舞いをすると貴方にとって居心地の良い環境を手に入れることができるようになるのでしょうか。

自分の意見を譲らない上司の突破方法

まずこのタイプの上司の心の裏にある願望は、「自分の意見を人に聞いてもらいたい」という願望です。

まずは上司の話を最後まで聴く

だからこのタイプの上司の話は遮ることなく、まずは最後まで相手の話を聞いて上げることが大切です。クレーム処理などでも相手の話をまずは聴くというノウハウがありますが、基本はそのスタンスと同じだと考えておきましょう。

相手の話が「正しい」「間違っている」のジャッジはこの場合不要。

まずは最後まで上司の話を聴くという姿勢を見せることです。

第一段階はこの「話を聴く」だけです。

続いて第二段階に入っていきます。

相手の自尊心を満たす

続いて、上司に自分の意見を認めさせるフェーズに入ります。

ここで注意したいのが、人の意見を聞かない上司というのは、3つの要素で常に話をしています。

  1. 自分の経験則(古い時代に合わない経験)
  2. 自分は特別な人間であるという過剰な自意識
  3. 無能だと思われたくないという怯え

この3つが複雑にからまりあい「自分は特別で仕事ができる人間だから、俺の指示は間違っていない」となるのです。

この3つの感情をフォローしつつ、提案を飲み込ませる方に貴方がコントロールしていかなくてはいけません。

上司の意見が間違っていると言ってしまうと、「無能だと思われたくない」感情と「自分の経験則」、「自分は特別な人間」の全ての面目をまるつぶしにしてしまいます。

そうすると上司のほうも意固地になりますのでこれは失策。

ではどうすればよいかといえば、この3つの感情を擽るような言い回しにすればよいのです。
例えばこのような言い方

「部長のおっしゃることはよくわかりました。ですが、我々には部長ほどの経験や能力もないので同じ結果を出すのはどうしても難しいと感じられます。部長もそう思われるでしょう?」
どうでしょうか、このように言われると悪い気をする人は一人もいません。

つまり「貴方が特別で、貴方がの能力があるからできたこと。私たちには無理です」と卑下することで、部長の特別意識はくすぐられるのです。

だから「自分しかできないような指示」ではなく、部下の代案を受け入れるようになります。
このように自分が正しいと思っている相手には以下のステップを守れば怖くありません。

  1. 相手の話を最後まできく
  2. 相手の成功体験を否定しない
  3. 相手が特別だからうまくいったのであって、自分には能力も経験もないので難しいと話をもっていく

相手の自尊心をくすぐることが成功のコツです。