薦田典佳 | 自分が正しいと思い込む上司の対応法

薦田典佳 | 自分が正しいと思い込む上司の対応法

部下から見て困った上司というのは、自分の過去の経験を振りかざして自分が絶対正しいと思い込むタイプです。

例えば昭和と怜和の今では時代が違います。

歴史の教科書で当たり前に上司が学んできたことと、今の歴史の教科書に書かれている内容は全く違います。

それなのに自分の過去の経験則や学んできた「当たり前」が今の時代に則していないことを受け入れることのできない「頑固馬鹿」な上司が世の中にはいるのです。

このように人の話を聞かないタイプの上司とぶつかったとき、どのような立ち振る舞いをすると貴方にとって居心地の良い環境を手に入れることができるようになるのでしょうか。

自分の意見を譲らない上司の突破方法

まずこのタイプの上司の心の裏にある願望は、「自分の意見を人に聞いてもらいたい」という願望です。

まずは上司の話を最後まで聴く

だからこのタイプの上司の話は遮ることなく、まずは最後まで相手の話を聞いて上げることが大切です。クレーム処理などでも相手の話をまずは聴くというノウハウがありますが、基本はそのスタンスと同じだと考えておきましょう。

相手の話が「正しい」「間違っている」のジャッジはこの場合不要。

まずは最後まで上司の話を聴くという姿勢を見せることです。

第一段階はこの「話を聴く」だけです。

続いて第二段階に入っていきます。

相手の自尊心を満たす

続いて、上司に自分の意見を認めさせるフェーズに入ります。

ここで注意したいのが、人の意見を聞かない上司というのは、3つの要素で常に話をしています。

  1. 自分の経験則(古い時代に合わない経験)
  2. 自分は特別な人間であるという過剰な自意識
  3. 無能だと思われたくないという怯え

この3つが複雑にからまりあい「自分は特別で仕事ができる人間だから、俺の指示は間違っていない」となるのです。

この3つの感情をフォローしつつ、提案を飲み込ませる方に貴方がコントロールしていかなくてはいけません。

上司の意見が間違っていると言ってしまうと、「無能だと思われたくない」感情と「自分の経験則」、「自分は特別な人間」の全ての面目をまるつぶしにしてしまいます。

そうすると上司のほうも意固地になりますのでこれは失策。

ではどうすればよいかといえば、この3つの感情を擽るような言い回しにすればよいのです。
例えばこのような言い方

「部長のおっしゃることはよくわかりました。ですが、我々には部長ほどの経験や能力もないので同じ結果を出すのはどうしても難しいと感じられます。部長もそう思われるでしょう?」
どうでしょうか、このように言われると悪い気をする人は一人もいません。

つまり「貴方が特別で、貴方がの能力があるからできたこと。私たちには無理です」と卑下することで、部長の特別意識はくすぐられるのです。

だから「自分しかできないような指示」ではなく、部下の代案を受け入れるようになります。
このように自分が正しいと思っている相手には以下のステップを守れば怖くありません。

  1. 相手の話を最後まできく
  2. 相手の成功体験を否定しない
  3. 相手が特別だからうまくいったのであって、自分には能力も経験もないので難しいと話をもっていく

相手の自尊心をくすぐることが成功のコツです。